ヒルトンインターナショナルは、TWAを離れた後、一時ユナイテッドの傘下に入ったものの、現在は英国のレジャー企業であるラドブロークの所有(買収価格は六億四五〇〇万ポンド、一〇億六〇〇万ドル)となっている。四七カ国で、一四七ホテルを運営し、日本国内でも、日本興業銀行グループ、日本火災海上保険などの資金協力を得て、既存の新宿、浦安、大阪、名古屋の各ホテルに加えて、今後積極的にチェーン規模の拡大を図る予定
ラドブロークの所有のヒルトンインターナショナル... の続きを読む
打湯は、慶長三年の湯山御殿修復時に湧出した源泉を利用して設置されたと考えられるが、さほど長続きはせず、湧出が停止するとともに廃止された。豊臣秀吉も滝の湯が好きだったようで、新泉源ができて最初に家臣へ命じたのは、御殿内に「滝湯」を造らせることであったという(『有馬縁起』)。近年では、レジオネラ属菌の問題もあり、滝を設ける浴場や旅館は少なくなっていると聞く。だがこれは、わが国の温泉文化を物語る大切な浴
滝に打たれる浴法があった... の続きを読む
JR化後に流行した「スーパー」と冠愛称・複合愛称JRが発足した翌年の1988年(昭63)春は、3月13日に本州と北海道を結ぶ津軽海峡線、4月10日には本州と四国を結ぶ瀬戸大橋線が開業してJR全社が線路でつながり、大ダイヤ改正が行なわれた。折からのバブル景気にも支えられ、豪華寝台特急〈北斗星〉が津軽海峡線経由で上野〜札幌間に登場、翌89年には日本海岸線経由で大阪と札幌を結ぶ寝台特急〈トワイライトエク
JR化後に流行した「スーパー」... の続きを読む
全県の温泉調査に八〇〇万円の予算を使ったのはやり過ぎではないか、との批判が総務委員会で出たというのだ。いったいどんな人間がこうしたことを言うのか。長野県には二一九ヵ所の温泉地がある。これは広い北海道に次ぐ第二位の数字だ。ここにかつては、年間一〇〇〇万を越す観光客が宿泊していた。しかし長野オリンピックを境にこの数字は減少の一途を辿り、今や八〇〇万人台となっている。民間が中央や県の補助金に群がる古い体
調査への投資はやり過ぎではない... の続きを読む
宿泊施設の性格は、これらの諸機能がどのように組み合わされているかによる。いわば機能の組み合わせは、宿泊施設のプロダクトラインに相当するものといえよう。しかし個別施設の性格を考える場合、機能の組み合わせだけでは不十分である。もう一つの条件として機能の提供水準、つまり付加価値生産の程度を示すグレードも考慮しなければならない。提供機能の組み合わせと、その提供水準という二つの分類基準を用いれば、かなり明確
機能の提供水準による区分... の続きを読む
現代における温泉の役割は、自然治癒力、あるいは自己免疫力という言葉を使ってもいいでしょうが、生きる力(生命力)を高めることを第一義的に考える必要があります。とくに江戸時代以降の日本人と湯治のかかわりを見ると、湯治客の六〇〜七〇パーセントは、自己免疫力を高め、病気になりにくい、つまり生体リズムの乱れのない健康な体を維持するために湯治していた、というのが私の結論です。車のなかった大昔、病気の人が数日も
温泉は地球が丸ごと沸かしてくれた体と心にやさしい特... の続きを読む
泉源にできるだけ近い宿がいい、というのはもうご理解いただけるだろう。宿の敷地内から湧出しているなら、いうことなしだ。源泉が湧出しやすいのは、地表がえぐれた谷間や渓流、川に近い所である。つまり、そういう場所にある宿は、泉源が近くにあると考えていい。眺望のいい高台に建つ宿や、山の上の大駐車場のある大規模温泉施設などは、掘削した泉源からはるばる引湯してできた後発の温泉ということになる。「箱根七湯」と呼ば
谷間や渓流沿いの宿を選ぶ... の続きを読む
あなたは航空会社を選ぶときにどれくらい神経を使っていますか?やはり航空券の値段が最優先ですか?値段も大事な要素ですが、もっと慎重に検討する必要があるのではないでしょうか?理由を説明します。例えばニューヨークに10日間出かけたとしましょう。成田空港や関西空港からニューヨークまでの往復飛行時間は約25時間です。10日間の総旅行時間は240時間前後ですから、ほぼ10%強を機内で過ごしていることになります
航空会社選びの大切さ... の続きを読む
「SL人吉」は機関車に客車三両というコンパクトな編成だ。客車は冷房・自動ドア付きの車両で、SL現役時代には存在しなかった比較的新しいもの。JR九州の名物観光列車「ゆふいんの森」や新幹線「つばめ」など各種車両のデザインを手がけたお馴染みのデザイナーによってレトロ風に改造されたイベント車両だが、黒を基調とした配色など落ち着いた雰囲気を醸し出し、遠目にはSL時代の列車らしく見えて好ましい。列車の両端は展
水戸岡デザインのシックでクラシカルな客車... の続きを読む
温泉地の環境に応じて、どのような転地効果があるのかを具体的に見てみよう。源泉が豊かにあふれる温泉地といえば、山間部に多い。日本の温泉地の多くが標高八〇〇メートルから一〇〇〇メートル前後の山間部に位置している。標高が一〇〇メートル高くなるごとに気温は約〇・六度ずつ下がり、気圧が下がるため酸素の量も減少する。したがって山間部の温泉地に行くと、寒冷刺激を受け、心身はほどよく緊張する。酸素の量が減って、必
山間か海辺か、森の中か... の続きを読む
駅を挟んで、2棟の超高層ビルが完成したのが、東京駅八重洲口である。その超高層ビルの一方に、ニューヨークで人気の「Wホテル」が進出しているかもしれない。Wホテルはヤングエグクティブを対象にした、スターウッドホテルズ系列の超高級ホテルである。また東京駅の丸の内側にも、シンガポールの最高級ホテル「ラッフルズーホテル」が進出する予定だ。更にそのまま進むと日本橋。江戸時代からの老舗が点在するこの一帯は、20
棟の超高層ビル・東京駅八重洲口... の続きを読む
湯治場風情という意味で四万温泉の魅力を際だたせるものに、「積善館」の「元禄の湯」の存在があるだろう。これは最近とくに雑誌などで取り上げられているから、大正ロマンの雰囲気に多くの人が憧れを抱いていることと思う。もちろん建物の魅力も強烈であるが、ここも湯が素晴らしい。伝統のある四万温泉に対して、ポスト黒川温泉などというのは失礼かもしれない。しかしお湯の良さを自らの魅力と捉え、それを戦略化している点では
戦略化している関東随一の温泉... の続きを読む
施設の建設と運営資金を会員に負担させる仕組みには、大別して(1)預託金制と(2)共有制の二種があり、さらに両者の中間的性格をもつ(3)合有制と呼ばれるものもある。歴史的には、昭和四十年代の後半に、マスコミが別荘ブームの到来をあおる中で、多数の中小不動産会社により、ゴルフ場の開発手法を模倣した(1)によるものが多数登場した。一時は全国で一〇〇社を数えるほどであったが、オイルショックを契機に淘汰され、
建設・運営資金を負担させる仕組み... の続きを読む
かつて、瀬戸内海の上空を懐かしいYSI1-Hで飛行していたときに体験したことだ。隣の金満タイプの紳士がスチュワーデスをつかまえてどなった。「オイ。オレの席はいつも静かな最前席に決まっているんだ。今日はこんなプロペラのそばの席にすわらせやがって。プロペラ音がウルサイぞ」見回すと、その日は満席だった。スチュワーデスは眉ひとつ動かさず、「ウルサイようでしたら、プロペラをお止めしましょうか」と言い放って、
飛行機のサービスの基本... の続きを読む
オーベルジュの客室は全部で29室。パリ、プロバンス、ブルターニュ、ノルマンディ、サボワといった地域の特色が表現されていて、利用するたびに異なる部屋に泊まれるという趣向だ。そして、レストランは肩肘張らない地中海風の雰囲気と料理。眼下に琵琶湖や大津市街、京都市街が見下ろせる眺望がこのオーベルジュの居心地と料理の味わいをさらに深めている。こういう所で高士を極めるには、やはりシーズンオフに限る。つぶさに見
レストランは隠れ家化している... の続きを読む
ホテルアドロンのほか、ロンドンの超一流ホテル、九一年末に病院の建物を大改装して開業したザ・レインズボローなどの実績でも有名なデザイナーは、これが日本では初仕事となる。作風はクラシックな雰囲気に特徴があるが、帝国ホテルの新しい客室ではコンテンポラリーな要素も加えながら改装が進められている。内装だけでなく、いくつかの改善点も実行される。「より安全性を高めるため、エレベーターホールの所にセキュリティドア
天井を高く... の続きを読む
「国内旅行でパックツアーに乗るほどシロウトじゃありません」なんてツッパッている人は、最近の状況にうとい証拠である。宿泊代などの地上費と組み合わせた団体航空運賃を利用し、価格を大幅に安くしたパックツアーが数多く出回っているのだ。パックツアーというと、旗を持った添乗員サンの後をゾロソロ歩くあのイメージは、もう一部のツアーのみになっている。最近の主流は小人数、個人ベースのパックツアーだ。格安パックツアー
激安パックツアーの紹介... の続きを読む
霧島山系の主峰、韓国岳の麓に広がるえびの高原の四季は実に魅力的だ。ミヤマキリシマが山肌をピンク一色に覆う春。平均気温が二〇度と南九州では絶好の避暑地となる夏。地名の由来でもある、火山の噴気で亜硫酸ガスに染められた海老色のススキが一面にそよぐ秋。そして冬は、霧氷が樹々を飾り幻想的な風景を作り出す。宮崎県で最大の温泉郷、京町は、このえびの高原の玄関口に湯煙を上げる。霧島連山と矢岳高原の間に開けた真幸盆
ホンモノのお湯があふれる、新しい温泉地... の続きを読む
宮沢賢治ゆかりの花巻は、東北有数の温泉郷でもある。市内に六〇ヵ所近くの泉源が知られているが、その中心は北上川の支流である台川と豊沢川の上流域。とりわけ豊沢川沿いには、松倉、志戸平、渡り、大沢、山ノ神、高倉山、鉛、新鉛など、個性的な一軒宿の温泉が点在し、花巻南温泉峡と呼ばれる。そのひとつ、平安初期に坂上田村麻呂が発見したとも伝えられる大沢温泉は、歴代の南部藩主をはじめ、文人や多くの庶民に親しまれてき
岩手花巻南温泉峡の紹介... の続きを読む
日本で正しい温泉が最も残されていた東北でも平成に入ってからの公共温泉建設ブームで、温泉の劣悪化が懸念される。「悪貨は良貨を駆逐する―グレシャムの法則」という言葉がある。温泉の世界でも然り。循環風呂の導入は温泉経営者の温泉の本質に対する無知に起因している場合が相当にあることがこれまでの聞き取り調査から分かっている。とくに公共温泉施設の場合がそうだ。「いつも清潔な浴槽が保てる、掃除の手間が省けるから人
温泉劣悪化の懸念... の続きを読む
悲願を成し遂げた前田光子は、そのわずか一八日後に他界したのである。今日彼女の遺志は見事に受け継がれ、森は豊かな自然を残している。財団であるから営利活動はしないが、活動資金は必要である。その資金源となっているのが、阿寒湖温泉周辺の土地の賃貸と旅館・ホテルへの温泉の配湯である。今も活発に活動を続ける火の山雌阿寒岳は、一二カ所の泉源から毎分三九〇〇リットルの恵みの湯を噴き出している。前田一歩園財団はその
泉源ごとのタンク、一方通行の湯... の続きを読む
温泉には発見・開湯伝説があるのも、洋の東西を問わず共通している。第一の主役は、温泉で傷を癒した動物(とそれを見つけた猟師・山人)。第二に、日本では高名な宗教者である。では、高僧ならだれでもよかったかというと、そうではない。奈良時代の行基と平安初期の弘法大師空海がとびぬけて多い。空海のライバルで天台宗を開いた伝教大師最澄は、まず登場しない。四国で弘法大師開湯伝説を持つのは、先の薬王寺温泉、鳥知県の桑
温泉の発見・開湯伝説の主役について... の続きを読む
帰国後の健康管理でお勧めしたいのが、健康診断です。ことに熟年以上の人は、たとえ体調が悪くなくても、念のため受診するようにしてください。行き付けの病院であれば、医師もふだんの健康状態を把握していることでしょうから、自分で気がつかなかった体調の不良を見つけてくれるかもしれません。身体の調子が悪ければ、もちろん、医師に診てもらいます。なにしろ、海外旅行のあとです。ちょっとした下痢でも、感染症の恐れもあり
帰国したら、念のため健康診断を受ける... の続きを読む
法律を守っていればよい温泉かといえば、必ずしもそうではありません。このあたりが、温泉問題の根の深いところだといえるでしょう。現在の温泉法は業者にとってきわめてハードルの低い法律なので、それをクリアしただけで「ホンモノの温泉」と呼べるとはかぎらないのです。ただし、抜け穴が多くても法は法ですから、その基準を満たしているものを「ニセモノの温泉」と呼ぶわけにもいきません。そこで私は、温泉法はクリアしていて
現行の温泉法をクリアした天然温泉はマガイモノ... の続きを読む
私が子供の頃は、家族で旅行はほとんどしたことがありませんでした。夏休み明け、旅行にいった話を楽しそうにしている友達が、いつもとてもうらやましかったです。祖父母も近くに住んでいたので、田舎に行く経験もなかったですし。そのせいもあって、今は家族旅行が大好きです。子供を連れて、近場から、沖縄などの遠くまで、あちこちを旅行するのが毎年の楽しみです。そのせいもあり、子供も旅行大好きです。でも、自分自身も、思
家族旅行は良い思い出になります... の続きを読む